2017年09月02日
葬儀において「たいや」が持つ意味
「たいや」という言葉を耳にすることは近年では大分少なくなってきました。仏教において、たいやの「たい」という言葉は、漢字で「逮」と書きますが、その本来の意味は「及ぶ」ということです。ですから、「逮夜」は、「次の日に及ぶ一夜」のことで、葬儀の前夜、忌日の前夜、年忌日の前夜などを指します。また逮夜は造夜、大夜とも言われ、他に、宿夜、伴夜と呼ばれることもありました。このことからも、かつては、逮夜という行事が葬儀において、どんなに重要視されていたかが分かりますね。
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